紅顔
こうがん
名詞
標準
rosy cheeks
文例 · 用例
あの利根川のほとりで土筆やたんぽぽ又は匂ひ高い叙情小曲なぞをかいた此れが紅顔の彼の詩であらうか。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
十三 走馬燈 無慙やなお藤は呼吸も絶々に、紅顔蒼白く変りつつ、苛責の苦痛に堪えざりけん、「ひい、殺して下さい殺して。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
身を一室に潜めて、まずその来客を窺えば、料らざりき紅顔の可憐児、二十歳に満たざる美少ならんとは。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
紅顔可憐という形容が似合うのだが、しかし、じっと相手を見据える視線や、眉間の縦皺、きっと結んだ口元は、美少年型の鶴雄の顔に苦味走ったアクセントと、憂愁の陰影をつけていた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
いわば紅顔可憐だが、しかしやがて眼を覚まして、きっとあたりを見廻した眼は、青み勝ちに底光って、豹のように鋭かった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
それだのに君は、実に浄らかな燦かな玲瓏たる紅顔を何時迄も保っている。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
ところが彼が見とめ得たのは二十才にも満たない紅顔の美少年だった。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
当時二十歳、六尺、十九貫五百、紅顔の少年であります。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
昔の写真を整理していたら、紅顔の美少年だった頃の祖父の姿があった。
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紅顔の騎士が戦場を駆け抜ける姿は、まるで絵画のように美しかった。
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厳しい修行を終えたばかりの若い僧の紅顔に、一筋の汗が流れている。
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