古体
こたい
名詞名詞-の形容詞
標準
old custom
文例 · 用例
主として小田原の山荘にありて、竹林の日夕を楽しみ、移りゆく季節の風と光とに思を寄せたる、そのをりをりの古体を蒐めたり。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
長歌とは言へども、あながち万葉の古体にもあらず、貧しき詩魂は時に新様の我趣を求めて、自ら姿容を破る。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
放翁は古体今体を混じて千以上の詩篇を作りしにあらずや。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
松平春嶽は、福井に古学・古体歌の行はれるやうになつたのは、天保七・八・九年頃の事かとしてゐる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
勿論、枕詞・序歌にはさうしたものは多いのだが、後代人の作る擬古体の文学は、さうした混迷のないやうにせられねばならぬ。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
放翁は古体今体を混じて千以上の詩篇を作りしに非ずや。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
七 律文における漢文学素地巻九は、澤瀉さんも言はれた通り、宮廷詩集の古体を準拠として編纂したものらしいが、一・二と違ふ点は、大歌の匂ひの薄いことだ。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫
坪内逍遥は、自他ともに演劇革新の大先達を以て許してゐるにも拘らず、その業績はシエイクスピヤの擬古体訳に示される歌舞伎の伝統の教壇的再生であり、その指導下に集まつた演劇のアマチュアは、いはゆる現代の科白劇の初歩的技術をも身につけずに終つたのである。
— 岸田國士 『先駆者小山内薫』 青空文庫
作例 · 標準
その寺には、創建当時からの古体が今も厳かに伝えられている。
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彼が書いた俳句は、あえて古体を用いて独特の雰囲気を出していた。
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古体を重んじることは大切だが、時には新しいものを取り入れる柔軟性も必要だ。
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