古態
こたい
名詞
標準
former appearance
文例 · 用例
これ等の言葉があった為め、鳥渡作の味が古態を帯びました。
— 国枝史郎 『二つの作品』 青空文庫
まして其系統の作家で見れば、もつと甚しく、我々の漠とした臆断が、近代詞に僅かに加つた古態を、歌全体の上に拡張してゐることを覚るであらう。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
其風の早く著しく見えたのは此人で、巧みに古態と今様とを使ひわけてゐる。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
基俊の学殖と、古態の歌と、俊頼の今様の詠み口を併せて、更に其他の諸家の主張や、伝承を吸ひ込んだ。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
古態・新態・変態・漢様・寺家様・至上風・女房風・殿上風・地下風と変化自在に見える。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
此と同じ理屈で、形容詞の活用が略完備し、その色々な変態すら興つて来た時代に、尚古態を残してゐる事を考へなければ、時代文法の研究は無意味である。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
だから最初「かぐら神楽」など言ふ名で呼ばれて居た事を考へて見る方が、古態を思ひ易くてよい。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
世の往還からへだたることわずかであるが、冬は気温がひくく土地は痩せているために、かえって山水は清美であり、人は素朴で、言語や風俗のさまにも、室町期以前の古態がなおどこかに残っていた。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
長年の風雨に晒され、その建物は古態を留めていない。
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発掘された遺跡から、古代都市の古態が明らかになった。
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「わあ、この絵、昔のままだ!古態をよく残しているね。」
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