曲直
きょくちょく
名詞
標準
merits (of a case)
文例 · 用例
それより談は其事の上にわたりて、太祖、その曲直は孰に在りやと問う。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
双方の是非曲直は原因すら不明であるから今評論が出来ぬが、何にせよ源護の方でも鬱懐|已む能はずして是に至つたのであらうし、将門の方でも刀を抜いて見れば修羅心|熾盛になつて、遣りつけるだけは遣りつけたのだらう。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
是非曲直|軽しく判し難し。
— 北村透谷 『山庵雑記』 青空文庫
誰か能く真に是非曲直の鉄鎖を断離し得たるものぞ。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
万国の上には立法の君主が無ければ、国と国との曲直の争は抑も誰の手で公明正大に遺憾無く決せらるるのだ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
これは自分の子供が他人と交渉を開いた時に、理非曲直を問わず子供を叱り飛ばす今の親たちの取る手段と同じである。
— 菊池寛 『三浦右衛門の最後』 青空文庫
正邪曲直なんてむずかしい問題は別として、ただ気の毒で、いたわしくっていけない」 三四郎ははじめて与次郎を感心な男だと思った。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
子供の自由畫という事が事新しく言出されたが、一時やかましかつた自由戀愛、自由結婚とおなじやうに、もつと深いところまで問題にしないで是非曲直をきめてしまつたせゐか、昔ながらに戀は曲者で、結婚は家庭行事だ。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
作例 · 標準
「この件の曲直は、誰がどう見ても明らかだよ。」
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弁護士は、法廷で依頼人の主張の曲直を分かりやすく説明した。
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「ああ、人生って、いつも白黒つけられるわけじゃない。曲直が入り組んでいるんだ。」
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