緡
さし異読 びん
名詞頻度ランク #5563 · 青空 42 例
標準
slender rope that goes through the hole in a coin
文例 · 用例
やッと安心したように手を放して、それから向う向きになって、緡から穴のあいたのを一つ一つ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」四十九「婦人二人は、また日が暮れると泊りに来ました、いい工合に青緡を少々握りましたもんですから、宵の内に二合半呷りつけて、寝床に潜り込んで待ってると、案の定、刻限も違えず、雨戸カタリ。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
この壮佼、強請でも、緡売でも。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
怪しんでその束を解いてみると、緡になっている銭一万五千を発見した。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
移らせて引く大夫が手に、宮崎も佐渡も幾緡かの銭を握らせたのである。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
貫が貝に従ってから、名詞としての邦語の「銭さし」の字義となって、『史記』や『漢書』の「貫朽ちて校られず」の貫がそれであり、「さし」は刺すものの語意であり、緡・繦・椶索、即ち貫であり、縄索を意味する。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
銭百|緡を以て樹下に臥して失うた者あり。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
そんな時にお父様は、その頃まであった緡につないだお金をお座敷に並べたり、又緡につなぎ直したりなさりながら、「せめてその加勢でも俺に出来るとナア」 とよく云われました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
作例 · 標準
古銭は「緡」に通され、まとめて保管されていた。
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昔の商人は、たくさんの「緡」に繋がった銭貨を重そうに運んでいた。
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「この古い「緡」は、当時の貨幣の流通を物語っているね。」
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標準
string of coins (usu. 100 mon)
作例 · 標準
一「緡」という単位で、当時の物価がどれくらいだったか推測できる。
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祭りの景品として、一「緡」もの価値のある古銭が用意された。
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「昔は、一「緡」って言っても、今の価値だといくらくらいになるんだろうね?」
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