残務
ざんむ
名詞
標準
remaining business
文例 · 用例
もし現在の科学の所得は、すでに科学の究極的に獲得しうるすべての大部分であると考え、吾人の残務はただそこかしこの小さい穴を繕うに過ぎぬと考えればプランクの説はもっともと思われる。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
大津の家では毎日町役場の収入課へ、親戚の者が残務整理に通つて居り、お葉も漸く健康を取り戻すと書類包みを携へて日参した挙句、五葉松の家屋敷を手離す段どりで一切が落着し、新居を定める費用も償へるといふことになつた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
あすこの事務室で、きっと残務をとっている人々なのでしょう。
— 池谷信三郎 『橋』 青空文庫
つづいて、製作所は残務整理の後その年の末に解散された。
— 原民喜 『昔の店』 青空文庫
残務が目立って殖えて来たのだ。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
××○○会社はうんと儲けるわけだが、残務の女事務員は相変らず五時から七時までは二時間を丸ままただで搾られなければならない。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
「はる子さんの二の舞なんか、私真平御免だ」 ミサ子にしろ、一週に平均二度ぐらいだった残務が殆ど一日おきぐらいの割になって来た。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
前知事の去られてからの藩庁は大少参事で暫く藩政の残務を扱って、新に命ぜられる、県官の赴任を待ち引続きを為すという運びになった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
年度末は溜まった残務が多く、連日のように残業が続いている。
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退職する前に、後任者が困らないよう全ての残務を片付けておかなければならない。
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出張から戻ると、デスクの上には処理待ちの残務が山積みになっていた。
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