源氏名
げんじな
名詞
標準
"professional name" used by hostesses and geisha
文例 · 用例
」「源氏名も船長さ」「早く帰れよ。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
それだのに今でも科学者はやはり水素とか酸素とかテルリウムとかウラニウムとか、言わば一種の「源氏名」のようなものをつけて平気でそれを使っているのである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
MS―DOSの世界ではウイルスを便所の脱臭剤の商品名にしても、フランス料理の名前にしても、源氏名にしても四股名にしてもなんだっていいのである。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
自分の源氏名の八橋にちなんだのであろう、金糸で杜若を縫いつめた紫繻子のふち取りの紅い胴抜きを着て、紫の緞子に緋縮緬の裏を付けた細紐を胸高に結んでいた。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
お磯は吉原へ行って、逢染とかいう源氏名で勤めていたそうですが、これも地震で潰されたと云うことでした」「みんな運の悪い人たちでしたね」と、わたしは溜め息をついた。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
ある押丁あがりの看守のごときは、その男は今でもまだ看守をしているが、その姓が女郎の源氏名めいているところから、夜巡回に来て二階の梯子段をかたかた昇って行く時なぞに、「○○さんえ」と終りの方を長くのばした黄いろな声で呼ばれて、からかわれていた。
— 大杉栄 『続獄中記』 青空文庫
しかも、その源氏名の濃紫と云う名を、万延頃の細見で繰ってみれば判る通りで、当時唯一の大籬に筆頭を張り了せただけ、なまじなまなかの全盛ではなかったらしい。
— 小栗虫太郎 『絶景万国博覧会』 青空文庫
『|水精の蕊』なんて源氏名があったものねえ」「じゃ、そのとき姐さんは、なんという名だったの」「私かえ、私は、『|ブーランジェ将軍』号さ」 そう云って、しばらく咽喉の奥でクックと含み笑いをしていたが、お悦は、急に何事か思い出したとみえて、「どう早苗ちゃん、成戸はまだ帰って来ない。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は夜の仕事で源氏名を使っているそうだ。
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昔、芸者さんが使っていた名前を源氏名と言います。
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この店では、皆がユニークな源氏名で呼ばれています。
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