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遊侠

ゆうきょう
名詞
1
標準
chivalrous person
文例 · 用例
(本論は次号にうつりて、我が畏敬する天知子と愛山生の両兄によりて評論界を騒がしたる「遊侠」の問題に入り、更に「粋」といふ題目に進みて卑見を吐露すべし。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
支那の大歴史家同じく「遊侠伝」なる一小篇をのこして曰へることあり。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
医学界方面は云う迄も無く、法曹界、操觚界、教育界、官公吏界、実業界、キャフェーの世界、梨園界、所謂る遊侠の世界(即ち親分と称せられる人々から、破落戸と称せられる人々)――あらゆる方面に知己があり友人があった。
国枝史郎 名古屋の小酒井不木氏 青空文庫
」 伯父は元来堅気な人ではなく、所謂遊侠の徒であつた。
加能作次郎 乳の匂ひ 青空文庫
遊侠の徒になるもよかろう。
国枝史郎 神秘昆虫館 青空文庫
館林様のご本体は、では甲斐の国館林の領主、松平右近将監武元卿――従四位下ノ侍従六万千石の主、遠い将軍家のご連枝の一人、三十八年間も執政をなされた、その右近将監武元卿の公達、妾腹のご次男でおわすところから、本家へはいらず無位無官をもって任じ、遊侠の徒と交わられ、本家では鼻つまみだと云われている。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
腕の喜三郎親分(前の政友会総裁鈴木喜三郎氏のことではない)は、兄貴が喧嘩で片腕を失ったから、おれも両腕があっては面白くねえと言って、自分で自分の片腕を切り落して、兄貴と同格になったという特例はあるが、あれは遊侠のする気負いです。
椰子林の巻 大菩薩峠 青空文庫
五百石といえば堂々たる知行、その知行取りの剣道指南役の、嫡男の身に産れながら、家督を取らず浪人し、遊侠の徒と交際られ、権威に屈せず武威に恐れず、富に阿ねらず貧に恥じず、天空海濶に振舞われる当代での英傑であろう。
国枝史郎 剣侠 青空文庫
作例 · 標準
彼は困っている人を見捨てられない、まさに現代の遊侠のような人物だ。
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