幻辞.com

釣り籠

つりかご
名詞
1
標準
angler's basket
文例 · 用例
危機 旋風にあおられたたこは、つりかごを前後左右にかたむけゆりあげて、黒闇々のなかを飛んでゆく。
佐藤紅緑 少年連盟 青空文庫
」 水の深さも、岸への距離も、なにも考えるひまもなく、富士男はつりかごをけって身をおどらした。
佐藤紅緑 少年連盟 青空文庫
多一が屏風の外に居て、床の柱の、釣籠の、白玉椿の葉の艶より、ぼんやりとした素袍で立った。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
滑車に綱を垂らし、綱に木製の箱を結び、これを釣籠仕掛で、部屋の中から人力で捲きあげるエレベーターである。
牧野信一 吊籠と月光と 青空文庫
ハネ釣籠の井戸があり梅や柿木の繁つてゐた草葺屋根の家が、アメリカ風の至極簡粗なカツテーヂに改装されて、阿父の外国友達の家族が料理人などを伴れて訪れた。
牧野信一 熱海線私語 青空文庫
ハネ釣籠の井戸端で、キエは麗らかな朝陽を浴びながら洗濯の音を立てゝゐた。
牧野信一 滝のある村 青空文庫
私は若しや鼾の音でも聞えたら愉快だなと耳を澄せながら、やがて声を張りあげて、「小鐘――小鐘……」 と、撥釣籠の向方の、夕陽をまともに浴びて赤く光つてゐる離室の障子に向つて、救けでも呼ぶかのやうに叫んだ。
牧野信一 奇友往来 青空文庫
そこで私の片方の脚がハネ釣籠のやうに静かに虚空に動きはじめた時、急遽、斜め頭上のあたりから二三条の茶褐色の光りの如き一直線が射したかのやうに翅音を震はせた蜂達が飛びかゝつて来たかと見ると同時に有無なく彼等はゼーロンの流汗で黒光つてゐる巨大な臀部に鋭い槍先を突きとほした。
「吾が昆虫採集記」の一節 夜見の巻 青空文庫
作例 · 標準
渓流釣りの達人は、腰に付けた釣り籠に釣り上げたばかりのイワナを丁寧に入れ、再び川を遡っていった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
昔ながらの竹で編まれた釣り籠は通気性が良く、釣った魚の鮮度を保つのに非常に適している。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
釣り籠から魚が跳ねる音が聞こえるたびに、今日は大漁だと確信して顔が綻んだ。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview