廃仏
はいぶつ
名詞
標準
rejection of Buddhism
文例 · 用例
その昔幕末のころ、盛んに廃仏棄釈をやった水戸の殿様に、ある禅寺の和尚さんが、「君は僅かに是れ三十五万石、我れは是れ即ち三界|無庵の人」 といったという話がありますが、あなたはたった三十五万石だ、私は「三界無庵の人」だといった、その心持には味わうべき貴いものがあるかと存じます。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
その功徳未だ現われずして、まず廃仏の議論を生じ、その成跡は神仏同居を禁じ、僧侶の生活を苦しめ、信者の心を傷ましめ、全国神社・仏閣の勝景美観を破壊して、今日の殺風景をいたしたるのみ。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
――底には廃仏|毀釈の思想も流れていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
これは水戸の廃仏毀釈に一歩を進めたもので、言わば一種の宗教改革である。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
もっとも、廃仏を意味する神葬祭の一条は福島の役所からの諮問案で、各村の意見を求める程度にまでしか進んでいなかったが。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
御一新以前からやかましい廃仏の声と共に、神道葬祭が復興することとなると、寺院は徳川幕府の初期以来保証されて来た戸籍公証の権利を侵さるるのみならず、宗門人別離脱者の増加は寺院の死活問題にも関する。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
この改典は廃仏を意味する。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
しまいには、地方官の中にすら廃仏の急先鋒となったものがあり、従来の社人、復飾の僧侶から、一般の人民まで、それこそ猫も杓子もというふうにこの勢いを押し進めてしまった。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の授業で、平安時代末期の僧兵による廃仏の動きや宗教対立について学んだ。
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特定の時代において政治的な理由から行われた廃仏は、多くの貴重な文化財を失わせる結果となった。
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当時の支配層が掲げた廃仏の思想は、民衆の間にはなかなか浸透しなかったと言われている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
廃仏(はいぶつ)、排仏(読み同じ) 三武一宗の廃仏(三武一宗の法難)- 中国(5世紀 - 10世紀) 廃仏毀釈 - 日本(1870年代前後)
出典: 廃仏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0