廃仏毀釈
はいぶつきしゃく
名詞
標準
abolish Buddhism, destroy Shākyamuni (slogan of anti-Buddhist movement at the beginning of the Meiji era)
文例 · 用例
これは水戸の廃仏毀釈に一歩を進めたもので、言わば一種の宗教改革である。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
ところが、維新の廃仏毀釈に、この寺が特に手痛く町民の槍玉にあげられたが、それは住職の三休が呑む打つ買うの大ナマグサのせいであった。
— その十三 幻の塔 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
信州は維新当時廃仏毀釈の行われた所であるだけに、外来の新宗教の入り易い点があった。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
後代仏教が既成宗教として種々の弊害を生じ、従来の信望を失い、また廃仏毀釈の憂き目に逢って、一時仏教の勢力は全く地を払った時代もあったにかかわらず、何の時代でも文化の上に仏教の恩恵に預らないことはなかったといって差支えないくらい、日本国民の魂には深く何ものかを植えつけられて来ました。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
お膝元から僅か十五里のところで、無残にも霊山を食い物にしている、それを抑えることができない……」 ここに至ると、神楽師の仮面は、遠慮なく剥落してしまい、「モシ、われわれが天下を取った暁には、廃仏毀釈を断行する」とさけびました。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これよりいくらもたたない後に現われた維新の政府が、かなり無遠慮に廃仏毀釈を実行したのも、一部分の責めは坊主が負わなければなりますまい。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
昭和九年四月の『歴史公論』尾上金城稿、『維新当時の廃仏毀釈』によって、ここに、それを再録したのである。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
けれど田島氏の話では、それでもなお、平家納経の十六巻が、鎌倉時代に一度、熊野三郎という盗賊に盗まれて、行方不明になったこともあり、厳島合戦もあったり、維新の廃仏毀釈騒ぎもあったり、島の条件は決して、世間の例外でもなかったという。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新直後の廃仏毀釈によって、奈良の興福寺でさえも大きな被害を受け、多くの仏像が破壊された。
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廃仏毀釈の嵐が吹き荒れる中、密かに寺院から仏像を運び出して守り抜いた村人たちがいた。
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神仏分離令がきっかけとなって起きた廃仏毀釈は、日本の伝統的な信仰の形を大きく変えた。
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ウィキペディア
廃仏毀釈(廢佛毀釋、排仏棄釈、はいぶつきしゃく)とは、仏教を廃すること。「廃仏」は仏法を廃し、「毀釈」は釈迦(仏教の開祖)の教えを棄却するという意味である。
出典: 廃仏毀釈 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0