室
むろ
名詞頻度ランク #870 · 青空 19132 例
標準
greenhouse
文例 · 用例
例へば夏休みも近づかうといふ暑い日に、唱歌教室で先生が、オルガン弾いてアーエーイーすると俺としたことが、笑ひ出さずにやゐられなかつた。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
信義に乏しい世間の前に、個人の信義は如何にも無力なものだし、もはや信義に篤からんがためには、人は自室に引籠るよりほかはないといふも過言ではない程だ。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
車室の中は満員である。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
午後の五時から七時までのその夜学では、生徒は勤め人かそれとも他の学校に席を有してゐるものであり、如何にもみんな一寸顔を出してゐるといつた気持で来てをり、二年間一緒の教室にゐて、一度も話を交はさずに終る男もあるのである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
僕と節野とは、教室で可なり口をきき合つたのであり、一緒に酒場なぞにも行つた男であるが、それでも彼の昼間通つてゐる日本大学の同級生が其の場に来合せたりすると、その方が主になるのである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
やがて最初に目に入つた玉屋に這入ると、部屋は明るくガランとしてゐて、温室のやうだつた、客の腰掛場になつてゐる、畳二枚を縦に並べた場所の、その中程に置かれた火鉢には其処の主人が如何にも睡げによつかゝつてをり、お主婦さんも割烹着を着たまゝ火鉢で手をぬくめてゐた。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
健康や、生活の向上をしか念としない多くの人々は、つまり多くの幸福論者達には、実験室で働いてゐる者は愚と見える。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
然し実験室で可なり熱中する人々から最も専念する人々を身近に眺める時に、多くの幸福論者は兎も角一応の反撥を感ずるのが事実である。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
作例 · 標準
冬の間、蘭は温かい室で育てられる。
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彼は趣味で、自家製の野菜を室で栽培している。
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室の中は、外の寒さとは対照的に、常に暖かく保たれている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
室(しつ/むろ) (しつ) 部屋のこと。単独の言葉として「室」ということは少なく、「室内」「満室」など造語成分として用いられることが多い。また、部屋の数を表す助数詞としても用いる(「168室」など) 官庁・会社などの組織における区分の一つ。局や部の下(課と同格)として設置される場合や、課の下(課内室と呼ばれる)として設置される場合もあり、組織によって位置づけや規模は分かれている。課内室は、小規模な部署や特定の業務を担当させる場合によく設けられる。室の長は「室長」(しつちょう)、室長以外の室の構成員を「室員」(しついん)という。 二十八宿の一つ。室宿。はつゐぼし。 貴族や有力者などの妻のこと。正室、側室も参照。 有力者の一族、家族。 (むろ) 保存・断熱・育成などの目的で作られた部屋。氷室(ひむろ)、麹室(こうじむろ)など。 北海道運輸局室蘭運輸支局本庁舎管内のナンバープレートの表示(2文字化前)。 奈良県御所市にある地名。古くからの地名で、『和名抄』にも大和国葛上郡に「牟婁郷」と見える。奈良県御所市大字室。室宮山古墳がある。 日本における苗字のひとつ。北海道、東京都、京都府などに住んでいる。県の単体で見ればさほど多くはないが全体で見るとさほど少なくはない。 室鳩巣(むろきゅうそう)
出典: 室 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0