念々
ねんねん
名詞
標準
continually thinking about something
文例 · 用例
仏教でこれを言い現すに「即処に主となれ」とか、あるいは「念々」とかいう短い言葉につづめてあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「念々」とは一刻一刻の心を検めること、「即処に主となれ」とは自分の心の臨むすべての場所において、正念(正しきものの考え方)をうち建てよということであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
常に念々=心の検討を行い、即処に主となれ=その場、その場に正念の持ち主となって、疑念妄想を排除し、自由適確な心持ちで暮して行くことが大切だと思います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
取遁がした、残念々々と引返せば、得右衛門は興覚顔にて、「つい混雑に紛れまして、まだ御挨拶も申しません。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
△自浄吾意、これが人間生活の基調でなければならない、念々不停流、これが生活態度でなければならない、朝々日は東より出で出で夜々月は西に沈む、――私たちの生活はこゝから出発してこゝに到着しなければならない。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
人は、念々と動く心の像すべてを真実と見做してはいけません。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
念々と動く心の像は、すべて「事実」として存在はしても、けれども、それを「真実」として指摘するのは、間違いなのであります。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
而も凝る氣を以て之に對して居るならば、不出不入、停滯一處の死氣、即ち刻々に進んで已まず念々に長じて止まらざる生氣の張る氣とは大に違ふところの氣を以て對して居るのだから、其の結果もまた不出不入、停滯一處で不思議は無いのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
彼のことを念々と思い出し、夜も眠れなかった。
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彼女は試験の結果を念々として待っていた。
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過去の失敗が念々として心に残り、なかなか前向きになれない。
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