年礼
ねんれい
名詞
標準
New Year's greetings
文例 · 用例
今とちがって、その頃は年礼を葉書一枚で済ませる人がまだ少なかったので、表には日の暮れるまで人通りが絶えなかった。
— 三河万歳 『半七捕物帳』 青空文庫
そして植長の婆あさんに、年礼に廻るのがうるさいから、箱根で新年をするのだと云って、車を雇わせた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
実は東京にいたって、年礼に行かなくてはならない家は一軒も無いのである。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
又その和尚が正月になると大檀那の家に年礼に行くそのお供をすれば、坊さんが奥で酒でも飲でる供待の間に、供の者にも膳を出して雑煮など喰わせる。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
正月元日の朝、年礼に出掛けた時に、葬礼に逢うと鶴を台に戴せて担で来るのを見ると何方が宜いかと云うから、私は、「夫れは知れた事だ。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
年始状や年礼のしるしや名刺が本館の玄関のテーブルに置かれてある、今晩はこの部落の夜番に当ると云うので善平農士がそれをつとめる事にした。
— 第一冊 植民地の巻 『百姓弥之助の話』 青空文庫
新年宴会までだと思えば心に疚しいところもなく、年礼にも励みが出て、それから三四軒廻った。
— 佐々木邦 『一年の計』 青空文庫
花岡伯爵家では二日が正式のご年礼で、お殿様が旧藩士をご引見なさる。
— 佐々木邦 『苦心の学友』 青空文庫
作例 · 標準
彼は取引先へ年礼に伺った。
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年礼の時期には、デパートの食品売り場が賑わう。
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昔は親戚の家を回って年礼をするのが習慣だった。
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