狂騒
きょうそう
名詞
標準
mania
文例 · 用例
特に初めて射った直後の、体中の細胞という細胞が勝手気ままに大声でがなり立てるような狂騒状態は、豊饒とでも評したくなるような奇妙ですさまじいものでした。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
うめきながら熱冷ましの座薬を使いますが、チューニングの狂ったオーケストラが、ばらばらのメロディーをフォルテシモでがなりたてるような狂騒の宴は、そこからさらに一時間近く続きました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
」 歌へピピヤスなんていふ美しい娘が、居る筈はなかつたが、私は歓喜の夢を見つゞけたまゝ、あの得意の作である「狂騒街」の世界に引き戻つてゐたのである。
— 牧野信一 『ファティアの花鬘』 青空文庫
だが妻よ、円舞曲の幻の後に続く狂騒章だ――と想像して、楽の音の嵐だけを聴いておいでよ。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
その階段は、メフイストフエレスの|叔父さんに襲はれたリムリヒ村のフアウスタスの館のそれのやうに巨大な木琴と化して狂騒曲を奏でてゐた。
— 牧野信一 『沼辺より』 青空文庫
六ノ三「黒ちゃん、何、考えてんのよ」 ぽかん、と気抜けのように突立った儘、狂騒なジンタに聞き入っていた黒吉は、ギクッとして振向いた。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
狂騒なジンタがまき起っても、黒吉はまだタッタ一人、その楽屋裏に佇立っていた。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
そして、彼等の狂騒と私等は、この人生にとって畢竟、いかなる意義を有したであろうか。
— 小川未明 『名もなき草』 青空文庫
作例 · 標準
スタジアムは、勝利の瞬間、熱狂的な狂騒に包まれた。
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あのアイドルのコンサートは、ファンの狂騒がすごかったらしい。
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一時的な経済的な狂騒が、市場を不安定にしていた。
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「うわー、みんなすごい熱狂ぶり!まるで狂騒状態だ!」
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