長幼
ちょうよう
名詞
標準
young and old
文例 · 用例
かくて一つ目の浜は彎入する、海にも浜にもこの時、人はただ廉平と、親船を漕ぎ繞る長幼二人の裸児あるのみ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
長幼、序ありとは言いながら、幼者たるもの、また、つらい哉。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
しかし、長幼老若の区別や、有名無名の体裁を離れて、実際の力の上から物を云うモンパルナスの芸術家気質の言葉を、尊敬して傾聴した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
なるべくは、銘々それぞれの収入も、一番の姉が三百円なら、次が二百五十円、次が二百円、次が百五十円、末が百円といった工合に長幼の等差を整然と附けたいというわけだ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
奈良原到が飯爨当番に当ると、塾の連中が長幼を問わず揃って早起をした……というのは、飯の準備が出来上るまで寝床に潜っていると、到少年がブスブス燃えている薪を掴んで来て、寝ている奴の懐中に突込むからであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そしてその形式は、五教の徳目(父子間の親・君臣間の義・夫婦間の別・長幼間の序・朋友間の信)と礼と楽である。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
それから『荊楚歳時記』から引いた元旦の式を述べた上文、〈以て山※悪鬼を辟く〉の次に、〈長幼ことごとく衣冠を正し、次を以て拝賀し、椒柏酒を進め、桃湯を飲み屠蘇を進む云々、各一鶏子を進む〉とあって、註に『周処風土記』に曰く、正旦まさに生ながら鶏子一枚を呑むべし、これを錬形というとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
仁右衛門は長幼の容捨なく手あたり次第に殴りつけた。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
作例 · 標準
この地域では、長幼の序を重んじ、年長者を敬う文化が根付いている。
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祭りの準備は、長幼の別なく、地域住民全員で協力して行われた。
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長幼の差はあれど、皆が同じ目標に向かって努力していた。
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