年長者
ねんちょうしゃ
名詞
標準
senior
文例 · 用例
彼、年少者の分際として、より年長者の自分に對し無禮であらうといふ意識が、故意にまた彼の前で肩を怒らさした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
実際母は彼よりただ十八歳の年長者であったのである。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
「先生」といふ言葉も、普通には弟子が教師に對して言ふのであらうが、私としては、師であると否とを問はず、すべて人格的に謙遜を感ずる年長者には、必然に「先生」の稱呼を用ゐるが至當であると考へてる。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
さしずめ年長者の市治郎に先ず発言権が与えられた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
その画学生は、堀木正雄といって、東京の下町に生れ、自分より六つ年長者で、私立の美術学校を卒業して、家にアトリエが無いので、この画塾に通い、洋画の勉強をつづけているのだそうです。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
人が自由ということを知る最初の経験は、子供が親の手を離れ、年長者の監督や拘束から解放されて、独立の生活をした最初の日である。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
」と一ばんの年長者らしい人が僕に座布団をすすめる。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
たゞ年長者が年少者に対する一つの義務とも感じてそう言うのじゃないかと思うほど好意が本能に従っている、譬えば親鳥が地声に持つ、その太暖かい響がありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
会社の会合では、年長者から順番に意見を述べるのが習わしだ。
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地域のお祭りでは、年長者の知恵と経験が不可欠である。
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人生の様々な局面で、年長者の助言に耳を傾けることは重要だ。
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