莧
ひゆ異読 ひょう・ヒユ
名詞
標準
Joseph's-coat (Amaranthus tricolor)
文例 · 用例
〔われのみみちにたゞしきと〕われのみみちにたゞしきと、 ちちのいかりをあざわらひ、ははのなげきをさげすみて、 さこそは得つるやまひゆゑ、こゑはむなしく息あへぎ、 春は来れども日に三たび、あせうちながしのたうてば、 すがたばかりは録されし、下品ざんげのさまなせり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
うつし身のつひに果てなん極みまで 添ひゆくいのち正眼には見よ第三五課 家庭 私は紅山茶花を見るといつも思うのです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
北から冷たい風が来て、ひゆうと鳴り、はんの木はほんたうに砕けた鉄の鏡のやうにかゞやき、かちんかちんと葉と葉がすれあつて音をたてたやうにさへおもはれ、すすきの穂までが鹿にまぢつて一しよにぐるぐるめぐつてゐるやうに見えました。
— 宮澤賢治 『鹿踊りのはじまり』 青空文庫
別当がこんどは、革鞭を二三べん、ひゆうぱちつ、ひゆう、ぱちつと鳴らしました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
」 別当がむちをひゆうぱちつとならしましたのでどんぐりどもは、やつとしづまりました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
」 別当が、むちをひゆうぱちつと鳴らしました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
」 別当が、むちをひゆうぱちつと鳴らし、どんぐりはみんなしづまりました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
別当も大よろこびで、五六ぺん、鞭をひゆうぱちつ、ひゆうぱちつ、ひゆうひゆうぱちつと鳴らしました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
作例 · 標準
庭の片隅に植えた莧が、夏の太陽を浴びて赤や黄色の鮮やかな葉を広げている。
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莧は観賞用だけでなく、一部の地域では「ひゆな」としてお浸しなどにして食べられている。
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「この莧の葉の色は、まるで秋の紅葉を先取りしたかのように鮮やかだね」
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