売却
ばいきゃく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #4628 · 青空 185 例
標準
selling off
文例 · 用例
それらの手段を求めるためには、自分の持ち物全部を売却しても悔いない気持さえ、抱くようになりました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
釘が十本たまれば、近くの屑屋へ持って行って一銭か二銭で売却した。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
十三、わが家に旧き道具の一つも無きは、われに売却の悪癖あるが故なり。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
蔵書の売却の如きは最も頻繁なり。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
鶴は洗面所で嗽いして、顔も洗わず部屋へ帰って押入れをあけ、自分の行李の中から、夏服、シャツ、銘仙の袷、兵古帯、毛布、運動靴、スルメ三|把、銀笛、アルバム、売却できそうな品物を片端から取り出して、リュックにつめ、机上の目覚時計までジャンパーのポケットにいれて、朝食もとらず、「三鷹へ行って来る。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
杉野君の故郷は北海道、札幌市で、かなりの土地も持っているようであるが、母は三年前、杉野君の指図に従い、その土地の管理は、すべて支配人に委せて、住み馴れた家をも売却し、東京へ出て来て、芸術家の母としての生活を、はじめたわけである。
— 太宰治 『リイズ』 青空文庫
その後、天下の国士を以て任ずる玄洋社の連中は、普通の人民と同様に衣食のために駈廻らず、同時に五斗米に膝を屈しないために、自給自足の生活をすべく、豪傑知事|安場保和から福岡市の対岸に方る向い浜(今の西|戸崎附近)の松原の官林を貰って薪を作り、福岡地方に売却し始めた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
「……壕舎ばかりの隣組が七軒、一軒当り二千円宛出し合うて牛を一頭……いやなに密殺して闇市へ売却するが肚でがしてね。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
作例 · 標準
経営不振のため、会社は一部の不動産を売却した。
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彼は長年所有していたコレクションをすべて売却することにした。
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売却益を元手に、新しい事業を始める計画だ。
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