幼虫
ようちゅう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #20717 · 青空 172 例
標準
larva
文例 · 用例
例えば昆虫の生涯を考えても、卵から低級な幼虫になってそれがさなぎになり成虫になるあの著しい変化は、昆虫の生涯における目立った律動のようなものではあるまいか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
羽根が黒くて腰の黄色い小さな蜂が、柔らかい若芽の茎の中に卵を産みつけると、やがて茎の横腹が竪にはじけ破れて幼虫が生れ出る。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
たとえば、ばらの葉につくチューレンジ蜂の幼虫を駆除するに最も簡易で有効な方法を知りたいと思って、いろいろな本を物色してみたが、なるほど、多くの本にはこれに関する簡単な記載はあるが、書き方がたいていきわめて概念的で、本を読んだだけで、具体的に正確に直ちに実行に移しうるものはほとんど見つからなかった。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
昆虫の生態は、幼虫時代と、蛹虫時代と、蛾蝶時代の三期に分れる。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
幼虫時代は、醜い青虫の時代であり、成長のための準備として、食気一方に専念している。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
卵から出た幼虫は親の据え膳をしておいてくれた佳肴をむさぼり食うて生長する、充分飽食して眠っている間に幼虫の単純なからだに複雑な変化が起こって、今度目をさますともう一人前の蜂になっているというのである。
— 寺田寅彦 『簔虫と蜘蛛』 青空文庫
ある蜘蛛が、ある蛾の幼虫であるところの簔虫の胸に食いついている一方では、簔虫のような形をしたある蜂の幼虫が、他の蜘蛛の腹をしゃぶっている。
— 寺田寅彦 『簔虫と蜘蛛』 青空文庫
土を食らっても戦うという意気は大いに張ったものに違いないが、幼虫の残骸が作る食土という稀有な土であれば知らないが、普通の土などは食える訳のものではないから、必ずしも幾日と支えることが出来るものではない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
蝶の幼虫が葉っぱをムシャムシャ食べて、大きく成長していた。
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この農薬は、植物の幼虫にのみ効果を発揮する。
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カブトムシの幼虫は、腐葉土の中で冬を越す。
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ウィキペディア
幼虫(ようちゅう)は、昆虫、クモ類、多足類(ムカデ類は除く)など陸生節足動物の幼生の総称である。卵から産まれて成虫になるまで(蛹の期間がある場合はそれ以前)の間の成長過程のものを指す。昆虫においては、特に完全変態のものに限って幼虫といい、不完全変態の幼生を若虫(わかむし)といって区別することがある。そのなかでも、等翅目では、初期の翅原基が外部から認められないものを幼虫、後期の翅原基が外部から現れたものを若虫と区別し、総翅目ではさらに若虫の前に翅原基を生じるが、その段階を前若虫と呼ぶ。
出典: 幼虫 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0