文人画
ぶんじんが
名詞
標準
style of Southern Chinese painting
文例 · 用例
叙事は謂はば文人画風の型を作り、かくて人間的心情は所謂美――私にとつてはデコレイション――とその余りの部分とに分裂した。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
文人画の元祖である中華民国でも、美術の本場であるフランスでも、一般人士の間にはたして日本の老幼男女に共通な意味でのよい景色を賞観する心持ちがあるかどうかわからない。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
早く死んだ青年の父は、天才の素質を帯びている不遇な文人画家であった。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
この縁側の附いている八畳の間には、黒塗の太い床縁のある床の間があって、黒ずんだ文人画の山水が掛っている。
— 森鴎外 『蛇』 青空文庫
柳のある土手へ白堊塗りのそり橋がかかってその下に文人画の小船がもやっていた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
ボートの上にカンバスをかまぼこ形に張ったのが日本の屋根舟よりはむしろ文人画中の漁舟を思い出させた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
しかし渓流が処々に山村を点綴して、白堊の土蔵あり、田舎籬落あり、時にはトンネル、時には渓橋、時には飛瀑、時には奇岩といふ風に、行くままに、進むままにさながら文人画の絵巻でも繙くやうに、次第にあらはれて来るさまは、優に天下の名山水の一つとして数ふるに足りはしないか。
— 田山花袋 『耶馬渓の一夜』 青空文庫
昔ふうの黒いシタミや白い壁や大きい栗の木や柿の木や井字形の井戸側やまばらな生垣からは古い縁側に低い廂、文人画を張った襖などもあきらかに見すかされた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
文人画は、中国の宋代に興った画風です。
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彼は、文人画の繊細な筆遣いを学び、独自のスタイルを確立した。
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文人画は、自然の風景や静物を主題にすることが多い。
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ウィキペディア
文人画(ぶんじんが)とは、中国において職業画家の画(院体画)に対し、文人が余技として描いた絵画のことをいう。琴棋書画の画に当たる。中国にとどまらず、近代以前の朝鮮・日本にも広がり、また影響を及ぼした。
出典: 文人画 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0