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宛い

あてがい
名詞
1
標準
allotment
文例 · 用例
その時先生はガラス窓に近づいて襖の方を枕にして寢て居られたが、上體を少し擡げて左の肘で支へ宛いま自分が出した名刺を蒲團の上へ置いて下を向いた儘じつと見詰めて居らるゝ所であつた。
長塚節 竹の里人〔二〕 青空文庫
めじが十尾ばかりと、あとは鯛やひらめなどが二、三尾宛いて、外に雑魚が一籠ばかり雑っていた。
中谷宇吉郎 大謀網 青空文庫
表へ行き、五月下旬には、ヴァラエティー寄席ごっことして、五分宛いろ/\な芸をやることを提議したら大賛成。
昭和九年 古川ロッパ昭和日記 青空文庫
どうする詮も知らずに着物をあたためてはあてがい、あたためてはあてがってるのみ、家じゅう皆立って手にすることがなくうろうろしてる。
伊藤左千夫 奈々子 青空文庫
京一は、桃桶を袋の口にあてがいはずして、諸味を土の上にこぼしたのである。
黒島傳治 まかないの棒 青空文庫
朝っぱらから呑み続けている赤い顔で、でっぷり肥り、坐蒲団を折って尻の下にあてがい、胡坐をかいていた。
織田作之助 青空文庫
陸は急いで、朱の持っている美人の頭を取って切口にきちんと合わせ、そして後ろにしっかりと押しつけたが、これがすむと枕を肩にあてがい、朱に言いつけて細君の頭を静かな所に埋めさせて帰って往った。
田中貢太郎 陸判 青空文庫
梓は丸腰の着流し、あたかもお館の法度を犯して裏庭から御台のお情で落ちて行くように、腕車で歌枕に送られたが、後を知らず、顔色も悪く未明に起きると、帯を取って、小取廻に尖を渡して、本式に畳んで置いた袴の腰板を取ってあてがい、着たまま枕頭に坐って介抱していた蝶吉が件の羽織を惜そうに脱いで被せた。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
作例 · 標準
会社からの宛い扶持だけに甘んじることなく、自ら新しい販路を模索すべきだ。
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「今日からここが君の宛いだ」と、上司に窓際の手狭なデスクを指し示された。
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今年度の予算の宛いが想定を下回り、研究計画の大幅な見直しを余儀なくされた。
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単に上から降ってくる宛い仕事をこなすだけでは、プロとしての成長は望めない。
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