放逸
ほういつ
形容動詞名詞
標準
self-indulgence
文例 · 用例
この基礎的な科学的事実を無視した奇形の俳句は、放逸であっても自由ではない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
放逸乱雑を引きしめるために月花の座や季題のテーマが繰り返される。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
然も其の行ひ放逸にして、聊も學ぶことをせず。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
従来の滝の白糸は、まさにその放逸を縛し、その奇骨を挫ぎて、世話女房のお友とならざるを得ざるべきなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
七日、癸卯、鷹狩を停止す可きの旨、諸国の守護人等に仰せらる、事度々厳命有りと雖も、放逸の輩、動もすれば違犯有るの旨、聞食し及ぶに依りて、此の如しと云々、但し所処の神社の貢税の事に於ては、制するの限に非ずと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
意気の俊邁なるに至っては、互に相遜らずと雖も、正学先生の詩は竟に是れ正学先生の詩にして、其の帰趣を考うるに、毎に正々堂々の大道に合せんことを欲し、絶えて欹側詭※の言を為さず、放逸曠達の態無し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
ともあれ、すべては血に燃え、肉慾に狂ふ、放逸な若人達の織りなした一つの悲劇だつた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
わかいと云ふものは好いもので、その頃は皆有頂天になり而もこの少し放逸な会合に、大に文化的意義などを附して得意がつたものである。
— 木下杢太郎 『パンの会の回想』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定職に就かず、毎日を放逸に過ごしていると親が嘆いていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
若い頃は放逸な生活を送ったが、今は家族のために真面目に働いている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
権力を手にした政治家が放逸に振る舞うのは、残念ながらよくあることだ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
放逸(ほういつ)、プラマーダ は仏教が教える煩悩のひとつである。放恣であり善行に専心しないこと。なまけること。 仏道に励まないこと。
出典: 放逸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0