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歯触り

はざわり
名詞
1
標準
texture (e.g. chewiness, hardness, crispiness, crunchiness, etc.) of food
文例 · 用例
梨の実の歯触りの爽かさと、歯ぐきに沁み透る汁気のつめたさは、この山棲みの人にとつて、軒端の松風や、嶺の上の白雲と同じやうに、その幽寂な心をやしなふ糧となつたに相違なかつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
さくさくと歯触りの軽さにつれて、泡のやうに痕もなく舌の上に溶けてゆくその甘味が、一口毎にその度を薄めつつ、低めつつ、果はあり余る水分とともに口中に氾濫するつめたさ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
サクサクして、この歯ざわりが、こたえられねえや。
太宰治 新郎 青空文庫
今夜は太っ腹なんだ、おれは」「いちど融けて固まったチーズほど、不快な歯ざわりのものはない」「失礼な奴だな。
第3章 フルサークル、1991年 45回転の夏 青空文庫
きめの細かい肉は歯ざわりがさくさくとして、口の中に溶け込むように軽かった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
5 籠に盛られた新鮮な白菜をみるとき、私はまず初冬の夜明の空気の冷さを感じ、葉っぱの縮緬皺にたまった露のかなしい重みを感じ、また葉のおもてをすべる日光の猫の毛のような肌ざわりの柔かさを感じるが、その次の瞬間には、すぐこの野菜が塩漬にせられた後の、歯ざわりの心よさを感じぬわけにゆかない。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
鉄棒の刺身はいかがじゃな」「歯ざわりの悪い、そんなものは私は真っ平でございますよ」「それでは法蔵寺の墓地を開いて赤児の屍でも引き出して三ばいにして食わせようかい」「まあ気味の悪い、厭なこと」 小女郎はいそいで手を振った。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
歯ざわりがいいのでしょう。
一九三九年(昭和十四年) 獄中への手紙 青空文庫
作例 · 標準
このリンゴはシャキシャキとした歯触りがとても良い。
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茹でた野菜は歯触りを残す程度に仕上げるのがポイントだ。
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彼女は料理の歯触りにもこだわり、食感のバランスを重視する。
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