一生涯
いっしょうがい
名詞副詞
標準
lifetime
文例 · 用例
即ち自家の文体を実現し了せなかつたこの作家は、一生涯習作をしてゐたといへるし、絶えざる模索の状態は彼を鬱屈させてゐたのであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
」けれども、私は、男女川の小説も、羽左衛門の物語も、一生涯、書く事は無いだろう。
— 太宰治 『男女川と羽左衛門』 青空文庫
――「まあさうまで言はれるのに私が止めるわけにも行かないが、それやああなたの御志は立派だが、併しそれであなたの一生涯が潰れるつてことになると………私も………。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
そうしてその背後にはやはり自分の一生涯の人間生活の記録が隠されているのである。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
一生涯、俺は呪ってやる、たといどんなに此先の俺の生涯が惨めでも、又短かくても、俺は呪ってやる。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
或る他の國の或る小温泉では、僅かに一つの浴槽にやつと間に合ふ位の湯が生温るくて、それを熱くする爲に一生涯骨を折つて、やつと死ぬ一年前に成功した人がある。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
その一生涯に、偉大な文學的の仕事をしようとする人々は、だれも皆かうした生活をするのだらう。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
彼等は一生涯、云はばまあ、それを養つてゐるのですね、そしておしまひには、それとごつちやになる位、殆どそつくり、その名前に似てしまふものですよ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『夢』 青空文庫
作例 · 標準
彼は定年退職後もボランティアとして地域に貢献し、一生涯を子供たちの教育支援に捧げた。
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この保険は、月々の掛け金が少し高い代わりに、一生涯にわたって医療費の保障が続くプランです。
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学生時代に恩師から掛けられたその言葉は、私の一生涯の座右の銘として胸に刻まれている。
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彼女は生まれ育ったこの小さな港町を愛し、結局一生涯、一度も町を出ることなく穏やかに暮らした。
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