俳号
はいごう
名詞
標準
pseudonym of a haiku poet
文例 · 用例
」スルト側から水戸の川又子、俳号を五|茶と申す、宗匠気取りで、 ああら天狗一夜の宿を貸し給えと駄句れば、「アーメン」と誰か混ぜ返した者がある。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
この幻境の名は川口村|字森下、訪ふ人あらば俳号|龍子と尋ねて、我が老畸人を音づれよかし。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
梅沢君の俳号を金華というのに、あたかもそこへ金華将軍の青蛙が這い込んで来たのは、まことに不思議な因縁であるというので、梅沢君はその以来大いにこのがまを珍重することになって、ある書家にたのんで青蛙堂という額を書いてもらった。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
連れの人々には途中で別れてしまって、町の方角へむかって帰って来るのは、町の呉服屋の息子で俳号を野童という青年と私との二人ぎりであった。
— 岡本綺堂 『鴛鴦鏡』 青空文庫
俳号を楠窓と云い虚子氏の弟子だ。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
既にその時代、俳諧は大流行していて若殿自身蝉吟という俳号をもって、談林派の俳人季吟の弟子であった。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
釣月軒という常套的な俳号から宗房が桃青という号に改めた感情も、俳諧を言葉や思いつきの遊戯以上のものと感じた緊張がたたまれていて興味がある。
— 宮本百合子 『芭蕉について』 青空文庫
青年は栖方といって俳号を用いている。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は退職後、本格的に句会へ通い始め『清流』という俳号を名乗っている。
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有名な歌人や俳人は、本名よりも俳号の方が世に知れ渡っていることが多い。
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ペンネームを決める際、憧れの松尾芭蕉にあやかって俳号のような響きにしたいと考えた。
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ウィキペディア
俳号(はいごう)あるいは俳名(はいめい、はいみょう)は、俳諧あるいは後の俳句を作る際に用いる雅号のことである。現在は、俳人の雅号(愛称)という意味では「俳号」、「号」という呼びかたが主であり、「俳名」という場合は後述する歌舞伎役者が持つ異名を指すことが多い。 現代では俳号を持たない俳人もいるが、多くは句会で披講されるときに、選に入って自身の句が読み上げられると俳号を名乗る。
出典: 俳号 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0