音曲
おんぎょく
名詞
標準
songs with samisen accompaniment
文例 · 用例
歌舞音曲も別段客をもてなさうといふ露骨な意圖でもつて行はれるのではない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
あの底には、もしくは外には、都会がある、群集がある、燈火、音曲、寄席、芝居がある、群集と喧噪の圧迫から遁げて、天涯の一角に立ったときに、孤独と静粛の圧迫!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
」「しとしとと、こう手で触れるような音曲が聴き度いなあ。
— 岡本かの子 『桃のある風景』 青空文庫
「いき」な音曲においては変位は多く一リズムの四分の一に近い。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また、仮名遣や音曲関係書や、韻学書などにも有力な資料がある。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
アイルランド人の経営しているホテル・グランド・オリエンタルは夜が更けるにしたがって人力車と馬車が交錯して万国旗の前でとまると各国の夜の女がボーイの腕に抱かれて、昇降するたびにアイオニアの音曲を奏するエレベーターに吸われていった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
元来アメリカにジャズ音曲とナンセンス映画とが流行する事実は、かの国に古い意味での哲学と科学と芸術の振るわない事実の半面であって、そのかわりに黄金哲学と鉄コンクリート科学と摩天楼犯罪芸術の発達するゆえんであろう。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
目下日本で流行している音曲とか舞楽というものは随分沢山ある。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
ウィキペディア
音曲(おんぎょく)とは、日本の近代以前の音楽、あるいは音楽を用いた芸能。
出典: 音曲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0