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名城

めいじょう
名詞
1
標準
fine castle
文例 · 用例
それから暫らくのこと、私の勤務先は、日本橋の三越デパートメントの裏で、日本銀行と向いあったところだが、その建物の中で私たちが占めている室からは、太田道灌以来の名城を、松の緑の間に、仰ぎ見られるので、はじめて松樹国の日本に落ちついた気がした。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保永堂板)は完成され、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が、絵草紙屋の店頭に人目を驚かしていたのであるが、その地図にある定火消屋敷で、広重が生れ、西の丸のお膝下で、名城と名山の感化を受けていたのだと思うと、晩年に富士三十六景の集作があったのも、偶然でない。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
とは言つても、これもまた私の、いい気な独り合点で、読者には何の事やらおわかりにならぬかも知れないが、弘前城はこの隠沼を持つてゐるから稀代の名城なのだ、といまになつては私も強引に押切るより他はない。
太宰治 津軽 青空文庫
隠沼のほとりに万朶の花が咲いて、さうして白壁の天守閣が無言で立つてゐるとしたら、その城は必ず天下の名城にちがひない。
太宰治 津軽 青空文庫
さうして、その名城の傍の温泉も、永遠に淳朴の気風を失ふ事は無いであらうと、ちかごろの言葉で言へば「希望的観測」を試みて、私はこの愛する弘前城と訣別する事にしよう。
太宰治 津軽 青空文庫
それから、ずっと黙りで、橋を渡った処で、(今のは、)とお尋ねなさるんでさ、義理にも大阪城、と申さないじゃ、第一日本一の名城に対して、ははは、」とものありげにちょっと顔を見る。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
幸に清須城は天下の名城であるからここに立籠られるがよかろう」と。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
其頃、上使の一人として出陣した水野日向守|勝成は、「我若き時、九州に流浪して原城の名城なるを知る。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
作例 · 標準
大阪城は、日本の歴史を物語る壮麗な名城だ。
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日本には訪れるべき名城がたくさんあり、どれも独自の魅力を持っている。
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テレビ番組で、全国の名城を巡る特集が組まれていた。
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