代作
だいさく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
ghost-writing
文例 · 用例
3 現代作家の文章を考へてみても、ごく大まかな詞ではあるが、志賀直哉は驚くほど神經質に鋭く簡潔、菊池寛は無駄なく直截適確、谷崎潤一郎は莊重で力強く、佐藤春夫は典雅纎細、里見※は流麗精緻、――一一擧げたらきりがないが、さういふ特色は言ひ換へれば、作者の氣質持前の現れに外ならない。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
彼らのすべては、その答辞が、教師の代作でなければ、剽竊に相違ないと信じきっているのが清逸にはよく知れた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
けれども、さすがに病床の粥腹では、日頃、日本のあらゆる現代作家を冷笑している高慢無礼の驕児も、その特異の才能の片鱗を、ちらと見せただけで、思案してまとめて置いたプランの三分の一も言い現わす事が出来ず、へたばってしまった。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
我儘な太閤殿下は「奥山に紅葉踏み分け鳴く蛍」などという句を詠じて、細川幽斎に、「しかとは見えぬ森のともし火」と苦しみながら唸り出させたという笑話を遺して居るが、それでも聚楽第に行幸を仰いだ時など、代作か知らぬが真面目くさって月並調の和歌を詠じている。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
ところが相手の女もまだ若くて、中々赤染右衛門の代作の手はしの利いている歌に返歌は出来なかったが、幸に其の姉分に和泉式部という偉い女歌人があったから、それに頼んで答をして貰った。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
和泉式部の代作の恋の歌も今確存しているのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
八 専業の幇間で、当時山城河岸の家へ出入していたものは、桜川善孝、荻江千代作、都千国、菅野のん子等である。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
今度の出し物は、日本の現代作家の創作戯曲であった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
有名作家の代作を請け負い、彼は静かに執筆活動を続けた。
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その小説は、著名な作家の代作ではないかと噂された。
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彼は、依頼者の意向を汲み取り、見事に代作を完成させた。
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