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偽作

ぎさく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞名詞-の形容詞
1
標準
apocryphal work
文例 · 用例
これはその書が後代の偽作でない限り言われることである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
、但し今日になりますと、干宝が『捜神記』をかいたのは事実であるが、その原本は世に伝わらず、普通に流布するものは偽作である。
捜神記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
たとい全部が偽作でなくても、他人の筆がまじっているという説が唱えられて居ります。
捜神記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
これは清朝初期の学者たちが言い出したものらしく、また一方には、たといそれが干宝の原本でないとしても、六朝時代に作られたものに相違ないのであるから、後世の人間がいい加減にこしらえた偽作とは、その価値が大いに違うという説もあります。
捜神記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
想うに道灌の「世の中に」の詠を真似て後人が「鳴けばこそ」の一首を偽作したのであろう。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
その時代の若書きとして残ってるもの、例えば先年の椿岳展覧会に出品された淡島嘉兵衛旧蔵の飛燕凝粧の図の如きは純然たる椿年派であって奔放|無礙の晩年の画ばかり知ってるものは一見して偽作と思うだろう。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
なかでも桃華堂はことのほか偽作がじょうずとかいう評判だから、もしかすると野郎じゃねえかと思っていたやさきへ、おめえがいま京金襴を買い出しにいって能書きうんぬんといったんで、名人気質のやつならてっきり野郎とホシがついただけのことさ。
因縁の女夫雛 右門捕物帖 青空文庫
しかしそれが偽作であるにもせよ、無いにもせよ、その内容は『捜神記』に劣らないものでありまして、『後記』と銘を打つだけの価値はあるように思われます。
捜神後記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫