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漂浪

ひょうろう
名詞動詞-サ変
1
標準
wandering
文例 · 用例
)それから妻子や家庭やの一切を捨て、自由な漂浪者の群に入りたいこと。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
玉|霰漂母が鍋を乱れうつ 漂母は洗濯|婆のことで、韓信が漂浪時代に食を乞うたという、支那の故事から引用している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
他郷に漂浪してもこの絵だけは捨てずに持って来た。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
私は「作楽井さんは、この頃でも何処かを歩いてらっしゃるでしょうか、こういう寒空にも」 と言って、漂浪者の身の上を想ってみた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
ある時は単身でアペニンを越えて漂浪したりした。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
ただ科学の野辺に漂浪して名もない一輪の花を摘んではそのつつましい花冠の中に秘められた喜びを味わうために生涯を徒費しても惜しいと思わないような「遊蕩児」のために、この取止めもない想い出話が一つの道しるべともなれば仕合せである。
寺田寅彦 科学に志す人へ 青空文庫
かの茫漠たるステッペンやパンパスを漂浪する民族との比較を思い浮かべるときにこの日本の地形的特徴の精神的意義がいっそう明瞭に納得されるであろうと思われる。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
又食ふや食はずの貧乏の家で、父たる者は何処かへ漂浪して終つて居るやうな場合の時、たゞ一人の淋しい生活をして居る婦人から生れたと致します。
幸田露伴 運命は切り開くもの 青空文庫
作例 · 標準
当てもなく異国の地を漂浪しているうちに、自分の進むべき道が見えてきた。
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彼は定住することを嫌い、旅から旅へと漂浪する生活を好んでいる。
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人生の目的を見失い、都会の雑踏の中をただ漂浪し続けていた。
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