潮音
ちょうおん
名詞
標準
sound of waves
文例 · 用例
(大正十三年二月、潮音)
— 寺田寅彦 『伊吹山の句について』 青空文庫
しかし座右にある最近の「アララギ」や「潮音」その他を手当たり次第に見ていると、中にはほとんど前記の第一例に近いものも、第二例に近いものも、また第三例に近いものもあるが、また中には形式においてずっと変わった特徴の見られるものも少なくはない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
妙音観世音 梵音海潮音 観音の有難さ、それは潮の音のごとく大きくひたひたと押し寄せる。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
あはれ、妙音海潮音の海の色もこゝに澄み、ふりあふぐ山懐に、一叢しげれるみどりの草の、蛍の光も宿すべく、濡色見えて暗きなかに、山の端分くる月かとばかり、大輪の百合唯一つ真白きが、はつと揺らぎて薫りしは、此の寂さに拍手の、峰にや響き候ひけん。
— 泉鏡花 『逗子より』 青空文庫
中継ぎに捩れて海潮音に酔うて、うつゝなき形に、三稜の弁の形のビスケットが八枚と八枚を積み重ねる。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
これらの歌は「潮音」「アララギ」等に主に載せて貰つた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
潮音の旧い社友で、土地の歌壇で元老株のお医者さんの山下秀之助君が一場の歓迎の辞を述べて、これが済むと、また皆が私の方を向く。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
」 覚えず頭を垂れた悟浄の耳に、美しい女性的な声――妙音というか、梵音というか、海潮音というか、――が響いてきた。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
作例 · 標準
夜、部屋の窓から聞こえる潮音に、心が安らぐ。
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遠くから聞こえる潮音は、故郷を思い出させる。
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「ああ、この潮音を聞いていると、ずっとここにいたい気分になる。」と彼女は呟いた。
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ウィキペディア
『潮音』(ちょうおん)は日本の短歌結社誌。1915年(大正4年)7月に、太田水穂によって創刊された。神奈川県鎌倉市に拠点がある(潮音社)。
出典: 潮音 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0