幻辞.com

合い符

あいふ
名詞
1
標準
baggage claim tag (at hotels, stations, etc.)
文例 · 用例
詩といふものが、恰度帽子と云へば中折も鳥打もあるのに、帽子と聞くが早いか「ああいふもの」とハツキリ分るやうに分らない限り、詩は世間に喜ばれるも、喜ばれないも不振も隆盛もないものである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
事実、詩といへば「ああいふもの」と、一般的にハツキリと位置するものとなつたとしたら、楽しむ方でも作る方でも、事情は一変するのであるが、これは容易に首肯されさうでゐて、却々了得され難いことだと思はれる。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
恐らく「ああいふもの」と、貴方にも私にも互ひによく分つてゐるから「ああいふもの」なのですが「ああいふもの」だといふ以外に、此の場合他の如何なる言葉も帽子の属性なり用途なりの指示に止るほかはないでせう。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
で、これを一と先づ「ゆたりゆたり」と呼ぶことにして、 此のゆたりゆたりが、日猶浅く大衆のものとなつてゐないので、つまり「ああいふものか」とばかり分り易いものとなつてゐないので、大衆は詩に親しみにくいのだし、詩人の方も産出困難なのである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
人が、詩歌といふ「ああいふもの」を欲しくなる時がある限り、詩歌といふものは存するのである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
「えゝ、其何だつて、物をこそ言はねえけれど、目もあれば、口もある、それで生白い色をして、蒼いものもあるがね、煮られて皿の中に横になつた姿てえものは、魚々と一口にやあいふけれど、考へて見りやあ生身をぐつ/\煮着けたのだ、尾頭のあるものの死骸だと思ふと、氣味が惡くツて食べられねえツて、左樣いふんだ。
泉鏡花 三尺角 青空文庫
あんたはああいふことがいけないのよ。
――学芸会のための一幕劇 ラムプの夜 青空文庫
あいふものになるよりは、追剥になつた方がましだ、などと考へてをりました。
新美南吉 鳥右ヱ門諸国をめぐる 青空文庫
作例 · 標準
例句