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夜目

よめ
名詞
1
標準
seeing in the dark
文例 · 用例
此の處、年の頃十八九と見える色白の、艶然とした中形單衣、夜目にも透いて見える襟脚の確乎白きに、烏羽玉色の黒髮を潰し島田に結んだ初初しさ、濃紫の帶を太鼓に結んだ端が二寸許り、たれてその先が地に着かんとして觸れ合つて居る。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
池は浅間大社のうしろの熔岩塊、神立山の麓から噴き出る水がたたえたもので、社の神橋の下をすみ切って流れる水は、夜目にも冷徹して、水底の細石までが、うろこが生えて、魚に化けそうだ。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
すると一座が急に浮かれて酒盃がかるやかに夜目にも白い運河を越えて、日本流の歓待のなかで青い花が満開して、思いがけなくもアダの顔がそこにあらわれてくるのを認めるのであった。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
内の人は唯今留守ですと答えると、それではおかみさんに逢わせてくれというので、お徳はともかくも表の戸をあけると、ひとりの痩形の女が夜目にも白い顔をそむけて、物思わしげに悄然とたたずんでいるのが薄暗い行灯の火にぼんやりと照らし出された。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
「その女の人相というのはちっとも判らなかったかえ」 その女が白地の手拭をかぶって、白地の浴衣を着ていたのは、お伊勢もたしかに認めたが、そのほかのことは夜目遠目でやはりはっきりとは判らなかった。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
するとね、夜目で判然とは目に入らなんだが地体何でも洞穴があるとみえる。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
」「あれ伯父さん」 と声ふるえて、後ろの巡査に聞こえやせんと、心を置きて振り返れる、眼に映ずるその人は、……夜目にもいかで見紛うべき。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
三十格好と思われる病身そうな青白い顔に、あごひげをまばらにはやしているのが夜目にもわかった。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
作例 · 標準
猫は夜目が利くので、暗闇でも獲物を見つけることができる。
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昔の忍者は、夜目が利くように特別な訓練をしていたという。
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私は夜目が全く利かないので、夜間の運転は控えている。
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