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画帖

がじょう
名詞
1
標準
picture album
文例 · 用例
その頃田舎では石版刷の油画は珍しかったので、西洋画と云えば学校の臨画帖より外には見たことのない眼に始めてこの油画を見た時の愉快な感じは忘られぬ。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
茨木君は途々腰に挟んだ矢立から毛筆を取り出して、スケッチ画帖に水墨の写生をされた。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
近頃某氏のために揮毫した野菜類の画帖を見ると、それには従来の絵に見るような奔放なところは少しもなくて全部が大人しい謹厳な描き方で一貫している、そして線描の落着いたしかも敏感な鋭さと没骨描法の豊潤な情熱的な温かみとが巧みに織り成されて、ここにも一種の美しい交響楽が出来ている。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
ただ不思議に思われるのは、今でもあの単に道徳上の功利的価値だけを目標とした歴史画や、最もバナールな〔banal 陳腐な〕題材を最もバナールな技巧で表現したというだけの無遠慮に大きな田園風俗画などや、一昔前の臨画帖から取り出したような水彩画などが保存されている事である。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
その右手は四尺の床の間と四尺の違い棚になっているが床の間には唐美人の絵をかけて前に水晶の香炉を置き、違い棚には画帖らしいものが一冊と鼓の箱が四ツ行儀よく並べてある。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
この市隠荘はお絹等姉妹の父で漢学者の荒木蛍雪が、中橋の表通りに画帖や拓本を売る蛍雪館の店を開いていた時分に、店の家が狭いところから、斜向うのこの露路内に売家が出たのを幸、買取って手入れをし寝泊りしたものである。
岡本かの子 食魔 青空文庫
雨宮傭蔵君の為めに画帖に即席に写したことはあるが、本の表紙の為めに画かうと思つたことは嘗て無かつた。
木下杢太郎 本の装釘 青空文庫
だが、こちらは堆く持って出された画帖や色紙や短冊をそうはばりばりとやる訳にはゆかない。
北原白秋 木曾川 青空文庫
作例 · 標準
旅行の思い出をまとめた画帖を、友人にプレゼントした。
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祖母が若い頃に描いたスケッチが、古い画帖に挟まれていた。
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この画帖には、若手画家の力作が多数収められている。
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彼は、個展で発表する作品を画帖にまとめて披露した。
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