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熊掌

ゆうしょう
名詞
1
標準
bear's palm (meat treasured in ancient China)
文例 · 用例
奢を恣まにせば熊掌の炙りものも食ふに美味ならじ、足るに任すれば鳥足の繕したるも纏ふに佳衣なり、ましてや蘿のからめる窓をも捨てゞ月我を吊ひ、松たてる軒に来つては風我に戯る、ゆかしき方もある住居なり、南無仏南無仏、あはれよき庵、あはれよき松。
幸田露伴 二日物語 青空文庫
最も進歩していると云わるる支那料理に於ても、その珍味とされてるもの、熊掌、鼈裙、吟士蟆のたぐいは、天然の味を最も多く保有している。
豊島与志雄 「自然」 青空文庫
どうか又|熊掌にさえ飽き足りる程、富裕にもして下さいますな。
芥川龍之介 侏儒の言葉 青空文庫
どうか又|熊掌にさへ飽き足りる程、富裕にもして下さいますな。
芥川龍之介 侏儒の言葉 青空文庫
鹿鞭の汁の甘美さや、銀茸のなめらかな感触や、杏仁湯の香気などが、くり返し味われまして、七面鳥や家鴨や熊掌などは、もう箸をつける者もなく冷たくなっていました。
――近代伝説―― 立札 青空文庫
われわれは、献立表に書いてある「香熊」というのを、実は熊掌料理であるまいかと期待していたのだ。
佐藤垢石 香熊 青空文庫
熊掌料理は支那の料理書によると豹胎、鯉尾、龍肝、鳳髓鶚炙、酥酪蝉、狸唇の七種を加えて周の八珍と称しているが、その料理法について木下謙次郎は、まず熊掌を温水でよく洗い、次に熱湯で湯がいて表皮を剥ぎ、これを流水にさらすこと三昼夜。
佐藤垢石 香熊 青空文庫
以上の次第であるけれども、熊掌料理を仕上げるには少なくとも十日間位を要し、その味は脂肪の固まりに似て旨味ありて、口ざわりよく、かつ軽い苦み味を持っていると、説いているのである。
佐藤垢石 香熊 青空文庫
作例 · 標準
古代中国では、熊掌は珍味として非常に珍重された。
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物語の中の富豪は、宴で熊掌を振る舞ったと記されている。
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今では保護動物となっているため、熊掌を食することはできない。
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