家内工業
かないこうぎょう
名詞
標準
household industry
文例 · 用例
すでに慶長年間から、家内工業として起ったものだとのことで、今では部落のほとんど全体が漆器工業化されており、従業員四〇〇人で年額三三万円の生産を挙げており、さらに近いうちに五〇万円近くまでも発展させてやろうと意気込まれております現状は、まことに偶然ではないと私は考えております。
— 三澤勝衛 『自力更生より自然力更生へ』 青空文庫
或いはかつて雑戸の職となっていたところの、雑多の家内工業に従事したであろう。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
或いは昔の雑戸の亜流となって、草履を作り、靴を作り、弓矢等の武具を作る等、その他雑多の家内工業に従事する。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
これはもとより信ずるに足りないとしても、彼らは一方で立派な家内工業者であったことは確かである。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
彼らの中には、竹細工や、革細工や、草履・武具・筆墨等、各種の家内工業に従事するものが多かったので、一つに「細工の者」とも云われていた。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
もちろんその配下のものが、一方では家内工業に従事して、細工の者とも呼ばれ、また各種の遊芸をなしてホカイビトの仲間ともなり、多くの遊芸人がこの中から出ていることの如きに至っては、他の非人部落とそう区別はなかったのである。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
むろん草履作り、雪駄直しや、一般の皮細工など限られた家内工業はありましたが、それのみで限りなく殖える人口を養うには困難でした。
— 喜田貞吉 『融和促進』 青空文庫
あるいは靴作り、弓弦作り、竹細工などの家内工業に従事するもの、また肩に天秤棒をかつぎ、頭に籠をいただき、背に風呂敷包を負うて、各地に行商するものなどもできる。
— 喜田貞吉 『融和問題に関する歴史的考察』 青空文庫
作例 · 標準
この地域の特産品は、昔から多くの家庭で家内工業として作られてきた。
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彼女は自宅で始めた手編みセーターの家内工業で生計を立てている。
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家内工業ながらも、その製品は品質の高さで知られている。
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現代においても、伝統工芸品の中には家内工業の形態を維持しているものがある。
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