夜が明ける
よがあける
表現動詞-一段
標準
dawn breaks
文例 · 用例
夜が明ける迄あっしの処でお休みなすっちゃ如何で御座います」 「……そうだな。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
夜が明けると、天界ホテルの海辺に面したダンス・ホールで、マリを先頭にして十三人の娼婦が一列に並んで健康のための体操をはじめたが、何故かお六ひとりその列に見えなかった。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
窓の外はまだまっ暗であるが「もう夜が明けるのだな」という事が非常に明確な実感となって自分の頭に流れ込む。
— 寺田寅彦 『病院の夜明けの物音』 青空文庫
夜が明けるまでこの家で休息することにして、一同はその銃をおろすなど、かれこれくつろいで東の白むのを待った。
— 国木田独歩 『鹿狩り』 青空文庫
夜が明けると、多勢の通學生をつかまへて、山田が其吹聽といつたらない。
— 泉鏡花 『怪談女の輪』 青空文庫
花売の娘も同じこと、いずれも夜が明けると富山の町へ稼ぎに出る、下駄の歯入、氷売、団扇売、土方、日傭取などが、一廓を作した貧乏町。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「おいで、さあ、夜が明けると人が見るぜ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
「つめくさの花の しぼむ夜は ポランの広場の 秋まつり ポランの広場の 秋のまつり 酒くせの悪い 山猫は 黄いろのシャツで 遠くへ遁げて ポランの広場は 朝になる ポランの広場は 夜が明ける。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫