不入り
ふいり
名詞
標準
small attendance
文例 · 用例
○四月歌舞伎座にては一番目を「千本桜」に換え、二番目をそのままにして、菊五郎が河内山を勤めたるも、不入りに終る。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
今日の浅草公園へ行ってみても判ることだが、同じような映画館がたくさんに列んでいても、そのなかに入りと不入りがある。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
両国の観世物小屋にもやはり入りと不入りはまぬかれないので、何か新しい種をさがし出そうと考えている。
— 岡本綺堂 『虎』 青空文庫
前年以来、新富座はとかくに不入り続きであったので、団十郎は一番目に石川五右衛門、中幕に「八陣」の加藤、二番目が「西洋話」の丈助を勤め、大切浄瑠璃に「かっぽれ」を踊るという大勉強に、まず相当の成績を収めたが、二番目の円朝物は好評でなかった。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
(更にため息をつく)この正月もやはり不入りであつたか。
— 岡本綺堂 『近松半二の死』 青空文庫
勿論興行の入り不入りを何うでも構はないと云ふのではないが、けふは今日に生き、明日は、あしたに生きて、自分の藝を樂しんでゐれば好いのだ。
— 岡本綺堂 『近松半二の死』 青空文庫
わたしの見物した日も気の毒なような不入りで、ここには“多摩川の河原”が一面に大きく開けていた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
たとい不入りの芝居とはいいながら、我々のような書生ッぽうが土間の五に陣取って、芝居を一日見物して、菓子を食い、弁当をくい、鮨を食って、その費用が一人前六十八銭とは、その時代としても決して高いものではなかった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
期待されていた新作映画だったが、ふたを開けてみれば記録的な不入りだった。
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平日の昼間の公演ということもあり、客席はかなり不入りで寂しいものだった。
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人気アイドルのコンサートにしては珍しく、当日のチケットが余るほどの不入りだ。
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