焼亡
しょうぼう異読 しょうもう・じょうもう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
destruction by fire
文例 · 用例
四日、甲午、晴、亥剋、由比浜辺焼亡す、南風烈しきの間、若宮大路数町に及ぶ、其中間の人家皆以て災す。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十一日、辛未、晴、若宮辻の人家焼亡す、酉戌両時の間、廿余町悉く灰燼と為る。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
七日、甲戌、戌刻、御所の近辺、前大膳大夫入道覚阿の亭以下四十余宇焼亡す。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十五日、丙子、丑刻、大倉辺焼亡す、数十宇災す。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
但し国香としては田邑の事につきて将門に対して心弱いこともあつた歟、さらずも居館を焼亡されて撃退することも得せぬ恥辱に堪へかねて死んだのであらうか。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
何うぢや、それとも、御身達に、煙草の吸殻を太陽の炎に変へ、悪魔の煩脳を焼亡ぼいて美女を助ける工夫があるか、すりや格別ぢや。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
ここは山車や踊り屋台よりも各町内の神輿が名物で、俗に神輿祭りと呼ばれ、いろいろの由緒つきの神輿が江戸の昔からたくさんに保存されていたのであるが、先年の震災で大かた焼亡したことと察せられる。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
まだそればかりでなく、市村座の三月興行に左団次、家橘らの一座で、近藤重蔵と阿古屋の琴責を上演していたところが、その興行中に家橘が急病で死んだために、よんどころなく半途で閉場して更に次興行の相談中に、劇場もまた焼亡してしまったのは、劇界に取って重ねがさねの災厄といわなければならなかった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
町は戦火によって焼亡し、多くの家屋が灰燼に帰した。
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経済の混乱により、多くの商店が焼亡の危機に瀕している。
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地震による火災で、歴史的建造物の多くが焼亡してしまった。
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