夢見心地
ゆめみごこち
名詞
標準
dreamy state of mind
文例 · 用例
この句の咏嘆しているものは、時間の遠い彼岸における、心の故郷に対する追懐であり、春の長閑な日和の中で、夢見心地に聴く子守唄の思い出である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そのやうな内容のお手紙を受取り、私はへんな、夢見心地に似たものを感じた。
— 太宰治 『同じ星』 青空文庫
さう、それは確かに、それらの半ば夢見心地の、ぼんやりとした器具類にとつては、恐ろしい一時期であつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
私は甲板の籐椅子に寐ころび、さうして夢見心地のする葉蘭の影に、いつも香氣の高いまにら煙草をくはへて居た。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
梅子が泣いて見あげた眼の訴うるが如く謝るが如かりしを想起す毎に細川はうっとりと夢見心地になり狂わしきまでに恋しさの情燃えたつのである。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
夢見心地を、つきのけられたのが、思いがけなかったので、息を弾ませながら、追いついた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
――それは菊枝を生んで間もなく、当然床の中に臥していなければならないうちに、ちょうどそれが田植えの時期だったので、無理に田圃へ出たのがもとで、産褥熱が昂じ、ひどい出血の後に、忙しい時期にお産をしたことを気にもみながら、夢見心地のうちに死んで行ったのであった。
— 佐左木俊郎 『緑の芽』 青空文庫
この明りの下で我々はわざと夢見心地になつて、読んだり書いたり話したりする。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
作例 · 標準
マッサージを受けて、すっかり夢見心地だ。
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恋をしていると、毎日が夢見心地になる。
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この心地よい音楽は、私を夢見心地の世界へ誘う。
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