面差し
おもざし
名詞
標準
looks
文例 · 用例
なぜなら、そのすぐあと私の方へ向き直ると、その面差しは心から心配しているように見えたからだ。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
その面差しが平生よりも青くやせこけていたのには、私としても衝撃だった。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
目も眉もぱらっとして、覗き鼻の鼻梁が、附け根から少し不自然に高くなっているのも、そう気になるほどではなく、ややもすると惑星のように輝く目に何か不安定な感じを与えもして、奈良で産まれたせいでもあるか、のんびりした面差しであった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
その人の面差しが私によく肖ているというのよ。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
ただ、それはそれなりに、面差しに年代の影が差してゐるだけだつた。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
私には、今日でもまだ其の少年の其那に高くはない、然し立派に明瞭な声や熱心な面差しを思い出す事が出来ます。
— 宮本百合子 『私の見た米国の少年』 青空文庫
我々及び我々の背後に永劫の未来に瞑る幾多数うべくもあらぬ人の群は、皆大いなるものの面をみにくき仮面もて被い、其を本来の面差しと思いあやまって見ると云う痛ましい事実を抱いて居る。
— 宮本百合子 『大いなるもの』 青空文庫
それから二三日は何の変りもなくって退屈に立って行ったが、五日目に七度二分に熱った時には、皆がもう生き返った様な面差しになって、「もう大丈夫ですよ、ええ。
— 宮本百合子 『黒馬車』 青空文庫
作例 · 標準
例句