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相半ばする

あいなかばする
動詞-サ変-特殊動詞-自動詞
1
標準
to be equal in number, degree, etc. (of two things in opposition)
文例 · 用例
それは人間の福祉幸福を望んで造りなされたために、もちろん便利、迅速、知識的でありますが、しかしその内部には、人間の欲望、煩悩、愚痴等が働きかけて、禍福相半ばするものであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
諸新聞の劇評もあまり注意して読まなかったが、毀誉相半ばするという程度であったらしい。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
すべて世の事物をくわしく論ずれば、利あらざるものは必ず害あり、得あらざるものは必ず失あり、利害得失相半ばするものはあるべからず。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
たゞ部隊本部に通ずる道路上、並にその両側の、人と馬と車の描きだす静動相半ばする風景は、何ものにも譬へ難い息づまるやうな戦線の呼吸を感じさせる。
岸田國士 従軍五十日 青空文庫
人間のよろこびは俗なもので、苦楽相半ばするところに、あるものだ。
湯の町エレジー 安吾巷談 青空文庫
目を挙げて経済世界のありさまを見れば、秋風|寂寞、満目荒涼、ただ黄面|痩骨、人鬼相半ばするの老若男女が犂を揮い、杼を握るを見るなり。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
『静の岩屋』、『西籍概論』の筆記録から、三百部を限りとして絶版になった『毀誉相半ばする書』のような気吹の舎の深い消息までも、不便な山の中で手に入れているほどの熱心さだ。
第一部上 夜明け前 青空文庫
要するに、人相、家相の類は利害相半ばするも、これを信じて、かえって惑いを起こし不安を抱くようになる。
井上円了 迷信と宗教 青空文庫
作例 · 標準
優勝候補が二人生き残り、決勝戦は実力が相半ばする激戦となった。
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