一語
いちご
名詞頻度ランク #26170 · 青空 7 例
標準
one word
文例 · 用例
これが夏の真昼の沈黙や、田舎の静寂さやを、麦の穂の動きにかけて、一語の重複した表象をしているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「男へ対しそのものいひは、あまえずして色気あり」とか「言の葉草も野暮ならぬ」とかいう場合がそれであるが、この種の「いき」は普通は一語の発音の仕方、語尾の抑揚などに特色をもってくる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
すなわち、一語を普通よりもやや長く引いて発音し、しかる後、急に抑揚を附けて言い切ることは言葉遣としての「いき」の基礎をなしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」「重大な事柄を話そうとする人にふさわしいように、ゆっくり、そして一語一句をはっきり句切って話す。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
要するに教育事業を救うの道はただ一語で「もっと眼に浮ぶようにする」(〔die erho:hte Anschaulichkeit〕)という事である。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
自分はその不安な一語を耳にはさんで、走りに走った。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
この一語は診察の終わりであった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
この一語を聞いた時の僕の心持は自分ながら不思議と思うほどの平気であった。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
作例 · 標準
彼のスピーチは、情熱という一語に尽きる。
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その複雑な現象を、簡潔に「量子」という一語で説明した。
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彼女は何も言わず、ただ「ありがとう」と一語だけ残して部屋を出た。
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契約書の一語の誤記が、後々大きな問題を引き起こした。
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