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筆耕

ひっこう
名詞
1
標準
making a living copying or writing
文例 · 用例
かつて文壇の梁山泊と称えられた硯友社、その星座の各員が陣を構え、塞頭高らかに、我楽多文庫の旗を飜した、編輯所があって、心織筆耕の花を咲かせ、綾なす霞を靉靆かせた。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
勿論江戸時代、寛政、明和の頃に、見もし聞きもした不思議な話を筆写したものでありますが、伝写がかさなっているらしく、草行まじりで、丁寧だけれども筆耕が辿々しい。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
が、ここを筆耕した、上品な、またおっとりと、ものやさしい、ご新造、娘には、恐しかりける事より、何となく、ものあわれに、悲しく、うら寂しく、心を打たれたろうと思う。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
敬吉は、最初はノートの写字や、筆耕などをやつて来たが、夫は二人を養ふのに十分な職業ではなかつた。
菊池寛 海の中にて 青空文庫
筆耕をしたり、役所へ出たりした事もあつた。
徳田秋聲 青空文庫
手跡がなかなか好いので、豊芥子の筆耕に傭われることになっていた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
少い彼蘭軒が少い此山陽をして、首を俯して筆耕を事とせしめたとすると、わたくしは運命のイロニイに詫異せざることを得ない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
故に父逝去の後は、班超は官の筆耕となつて、母親を養はねばならぬ。
桑原隲蔵 東漢の班超 青空文庫
作例 · 標準
彼は、賞状の代筆という筆耕で生計を立てていた。
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「あなたの美しい文字は、まるで芸術のようだ。ぜひ筆耕で有名なお店に紹介しよう」
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卒業証書の作成を依頼された彼は、その筆耕の仕事に誇りを持っていた。
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