美術史
びじゅつし
名詞
標準
art history
文例 · 用例
また媒妁人は、大学で私たちに東洋美術史を教え、大隅君の就職の世話などもして下さった瀬川先生がよろしくはないか、という私の口ごもりながらの提案を、小坂氏一族は、気軽に受けいれてくれた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
十字軍や一九一四年の欧洲大戦のごときは世界人類の歴史の橋の袂であり、ポール・セザンヌと名づけられた一人の田舎爺は世界の美術史の上の橋の袂である。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
美術史を攻むるを一生の事とすれば、其の深きを致さんこと甚だ易からざるも、一探幽、一雪舟、一北齋を攻究せんとすれば、質弱く分薄きものも、亦或は能く他人の遽に企及し易からざる深度の研究を爲し得べきやうの數理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
その当時は何とも思わなかったが、近頃身に覚えて来ると、ありゃ実に凄い言葉なのが判って来た」 その友だちというのは、池上が高等学校時代、寮を同じくしていた親友で、同じ文科志望だが、その友人は美学方面から印度の仏教美術史を専攻するつもりだったのだと池上は話した。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
美術史では、この御代を天平期と名づけ、第一の黄金時代としてゐる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
既にして彼は我に考古學又は美術史を研究し給ふやと問ひぬ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
美術史を修めるのを一生の仕事とすれば、その深を為すことは甚だ容易ではないが、一探幽、一雪舟、一北斎を研究することは、資質弱く天分薄い者もまた、或いは良く他人の急には考え及ばないような、深い研究を為し得る理屈である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
各国の美術史の飜訳だつた。
— 菊池寛 『世に出る前後』 青空文庫
作例 · 標準
大学では、西洋美術史を専攻し、ルネサンス美術について深く学んだ。
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彼は美術史の知識が豊富で、作品の背景を詳しく説明してくれた。
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この本は、日本の美術史における浮世絵の役割を解説している。
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