美術史家
びじゅつしか
名詞
標準
art historian
文例 · 用例
其中に於て、肖像畫も殆んど現存の繪畫の開闢期より既に存在せしが、その肖像畫が日本に於て最も發達し、獨得の技倆を發揮せしは果して何時代の頃なりや、これに就ては、史學者、美術史家等の間に既に議論せられし事なるが、こゝに一己の私見を述べんとす。
— 内藤湖南 『日本の肖像畫と鎌倉時代』 青空文庫
次女モニカはハンガリーの美術史家の妻。
— 宮本百合子 『明日の知性』 青空文庫
」 こう言う伝説を信ずる人はここに引いた文章の示すように今日もまだ芸術家や美術史家の間に残っている。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
」 かう言ふ伝説を信ずる人は、こゝに引いた文章の示すやうに今日もまだ芸術家や美術史家の間に残つてゐる。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
これは美術史家の筆端にのぼるものでないから、かかる辺土に年を経るのであろうが、僕はその人の画いた女の図を見て静かな快楽を覚えた。
— 齋藤茂吉 『ドナウ源流行』 青空文庫
彼は十九世紀後半(嘉永以後)に輩出したる多数の浮世絵師の如きは全くこれを顧みざりしといへども決して一派一流の画家にのみ偏する事なく広く各派の一般を見しかして後常に見識ある美術史家のなすが如く各流派の中よりその代表者と見るべき比較的少数の画家を選び出せり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
もしいまに誰か俊敏な美術史家の眼に、ブトィガの戸棚と私の橋がとまるようなことがあったら、彼はこう言うにちがいない、『この二人はそれぞれ注目すべき種類の人間である。
— ЖЕНА 『妻』 青空文庫
故に今此點に於いて日本住宅建築の特色を求むれば、從來美術史家の屡※自贊せる處に從つて、「自然との調和と抱合」とに在りとする外自分には新しい見解がない。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第一』 青空文庫
作例 · 標準
有名な美術史家が、今回の展覧会の監修を務めた。
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その美術史家は、失われた絵画の真贋について独自の説を唱えている。
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彼女は、中世ヨーロッパの宗教美術を専門とする美術史家だ。
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