烏合の衆
うごうのしゅう
表現名詞
標準
disorderly crowd
文例 · 用例
向こうところに敵なくして剣の力で信仰と権勢を植え付けて行った半生の歴史はそれほど私の頭に今残っていないが、全盛の頂上から一時に墜落してロシアに逃げ延び、再びわずかな烏合の衆を引き連れてノルウェーへ攻め込むあたりからがなんとなく心にしみている。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
その原因が何であるにせよ、それがグローリア・スコット号の最後であり、船を乗っ取った烏合の衆の最期であった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
そうして、所謂官軍は、所謂賊軍を、「すべて烏合の衆なるぞ」と歌って気勢をあげる。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
それに味方がどうかというに、残念ながら烏合の衆さ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
切角発散した鹿台の財を、徒に烏合の衆の攫み取るに任せたからである。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
ところが元来これらの労働者はすべて烏合の衆で、なんら有力な労働組合を組織していなかったものである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
元より一時的の団体でフレンドシップやコンパニオンシップではない、集るものは烏合の衆だからあてにはならぬ。
— 新渡戸稲造 『イエスキリストの友誼』 青空文庫
すべて、烏合の衆相手には、高飛車な気合だけなンだ……」 伊庭は小さい声で云つた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
烏合の衆(うごうのしゅう)は、中国の古典からのことわざ。
出典: 烏合の衆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0