無縁墓
むえんばか
名詞
標準
tomb of someone with no relatives to mourn their death
文例 · 用例
それに、久しい無縁墓だで、ことわりいう檀家もなしの、立合ってくれる人の見分もないで、と一論判あった上で、土には触らねえ事になったでがす。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
ツァウォツキイは無縁墓に埋められたのである。
— モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 『破落戸の昇天』 青空文庫
十月二十一日 戦災無縁墓の現状が毎日新聞にのっている。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
万一、死体が浮きあがっても、行路病者の扱いで土地の市役所の埋葬課の手で無縁墓地に埋められるのなら、我慢できないこともない。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
勘がよければ、医務の内科主任がはてなと思うのだろうが、そのときは湖底の吸込孔の中か、無縁墓地の土の下で腐っているはずだ。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
寺では整理の必要があって、無縁墓を片付けましたので、おそらくお宅様のもないでしょう」といいながら、「火事がありましたが、過去帳はこれだけ残っています」と、過去帳を出してくれた。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
そして、たまたま事件がオクスフォードで起こり、緊急処理され、無縁墓に埋められ、その上に花々を咲かせて、白い墓石もなく、忘れ去られた。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
今は、人々の悲劇であり、人殺しにやられた無縁墓の象徴に成り下がりました」「私のことですか」 とトリガーセンが厳しく問いただした。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
作例 · 標準
無縁墓は、遺族に代わって寺院が管理することが多い。
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都会の片隅には、ひっそりと佇む無縁墓が点在している。
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彼は自分の死後、無縁墓に入ることを望んだ。
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