巨艦
きょかん
名詞
標準
large warship
文例 · 用例
けだし東京前面の海の遠浅なるは、隅田川中川及び江戸川の流出する土砂の自然に堆積せるがためなれば、その砂洲の意外に広大にして、前に挙げたる二条の澪の外に大船巨艦を往来せしめがたきの観あるも怪むに足らずと言ふべし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
我に百萬の巨艦あり。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
頓て本艦の間際になつたが、海は盤水を動かすがごとく、二千七百|餘噸の巨艦ゆらり/\と高く、低く、我が端艇は秋の木の葉のごとく波浪に跳つて、迚も左舷々梯に寄着く事が出來ない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
マカロフ提督追悼の詩(明治三十七年四月十三日、我が東郷大提督の艦隊大挙して旅順港口に迫るや、敵将マカロフ提督|之を迎撃せむとし、倉皇令を下して其旗艦ペトロパフロスクを港外に進めしが、武運や拙なかりけむ、我が沈設水雷に触れて、巨艦一爆、提督も亦艦と運命を共にしぬ。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
前日余が著述したる文明論之概略第六卷の四十二葉に、巨艦大砲は以て巨艦大砲の敵に敵す可くして借金の敵に敵す可らずと云へり。
— 福澤諭吉 『亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説』 青空文庫
とにかく、もっと先を読んでみよう」 と、彼は頁を繰り、タラント軍港における、巨艦雷撃の個所を読みはじめた。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
十四 ロスアンゼルスヘの外港、サンピイドロの海は、巨艦サラトガ、ミシシッピイ等の船腹を銀色に光らせ、いぶし銀のように燻んでいました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
十四 ロスアンゼルスへの外港、サンピイドロの海は、巨艦サラトガ、ミシシッピイ等の船腹を銀色に光らせ、いぶし銀のように燻んでいました。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
作例 · 標準
博物館には、かつて海を支配した巨艦の模型が展示されている。
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敵国の巨艦が港に接近しているという情報が入った。
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映画で見た、あの巨大な戦艦はまさに巨艦と呼ぶにふさわしい存在感だった。
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